文久3年秋頃 高杉→九一
馬関御滞留、御間合御座候ハバ、
寸渡、御帰国拙宅ヘ両三日、御止宿被下間敷哉、
御閑談申上度事、如山岳、
御残留ナレバ不及其儀候、草々、拝白
東行
子遠兄
〆
入江子遠兄 東行狂生
内呈
馬関に滞在できる暇があれば、少し足を伸ばして僕の自宅へ二、三日程、宿泊してもらえないか。
ゆっくりと話したい事が(連なる山々の様に)たくさんある。
多忙ならばこの事情には及ばない。取り急ぎ、謹んで申し上げる。
東行
子遠兄