明治2年8月25日 大村→琴
御地皆様御無事にそんじ候 此方も七月廿七日東京発足、木曽路通り無事に八月十三日京着致し候
そちらの皆様もご無事と存じます。こちらも七月二十七日に東京を出発、木曽路を通り、無事八月十三日に京へ到着致しました。
御用有之、廿日に下坂 尚又、御用相すみ次第、一先上京、九月十五日頃出帆にて、帰り可申候
所用で二十日に大坂に下り、そしてまた所用が済み次第一先ず上京し、九月十五日頃出港にて帰ります。
〇此度桜井慎平帰郷相成候に付、帰郷の上は見まひ、悦びとしてさか那なりとも早々御送り可成候
◯この度桜井慎平が帰郷となりましたので、帰郷されましたら訪問し、お祝いとして魚なりとも早々にお贈りになってください。
〇たたみ十四まひ向山のたたみ屋え急に御頼み可被成候
◯畳を十四枚、向山の畳屋へ急ぎでお頼みください。
たたみの床は中の分にて、よろしく候
八月廿五日 益次郎
琴え
畳の床は中の分(値段?大きさ?)にて宜しくお願いします。
八月二十五日 益次郎
琴へ