おべんきょうノート

自分用です。

安政3年3月5日 清内、栄太郎→大野親子

筆跡は清内

音三郎は後に栄太郎(安政3年11月25日入塾)の勧めで村塾へ入る

一筆啓上仕候 春暖之節に御座候得共、先以尊君様・御満家中様御安泰可被成御座珍重至極に奉存候

一筆申し上げます。春暖の候にございますが、まずは大野様、ご家族様ご安泰になられお祝い申し上げます。

 

次に親子とも無別条相勤候間、此段御安意被思召可被下候 猶又留守共は大き御世話に相成、乍此上御頼仕候

次に親子共に変わりなく勤めておりますので、ご安心ください。なおまた留守共(吉田家の他の家族)もとてもお世話になり、この上ながらお頼み申します。

 

且又栄太郎儀御供にて罷帰り候間、何分宜敷様御頼申上候。先は御見舞旁如斯に御座候 恐惶謹言

 三月五日  吉田清内 仝栄太郎

更にまた、栄太郎も御供小使として帰りましたのでどうぞ宜しくお頼み申し上げます。まずはお見舞いを兼ねましてこのようにございます。恐惶謹言

 

尚々幾重も御気体御厭専一之御事に奉存候 乍憚御満家中様へ宜敷御伝言御頼申上候 以上

 大野信吉様 尊下

 大野音三郎様 尊下

尚々、心身ご自愛する事が大切と存じます。はばかりながらご家族様へ宜しくご伝言お頼み申し上げます。以上

 大野信吉様 尊下

 大野音三郎様 尊下